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さあ、もろもろの事をクリアして(ほとんどが子供をどうするか)、いざ、軽やかに実践コースの講座に臨んだ。ワクワクした。
久しぶりのOさんとの再会に、「私が実践コースを受けるなんて〜!」と思わず笑ってしまった。女性ばかり6人の受講生は、パンとケーキのお店を開きたい人、自然な食事を提供するカフェをやりたい人、マクロビオティックのお弁当屋をやりたい人、エコな旅館をやりたい人、インドで豆腐屋をやりたい人と、皆どこか共通点があり、スローライフ、環境、マクロビなど現代的といえば現代的である。ラーメン屋や居酒屋で起業したい人はここには来ないのだなーと思った。
食に関する仕事が主な中で、音楽で生計を立てたい、しかもチンドン屋もやっていて、でもやりたいのはチンドンではない、という私は異色であった。ほとんどの人が、仕入れがありお店を持つわけで、原価の計算などに熱が入るが、私の場合、どうも起業プランというものが立てにくい。
そもそも、多くの音楽家やミュージシャンは何となく食えるようになっていくのであって、わざわざ「起業します!」というのはちょっと変なのだ。

洋服を買うとき、いろいろな店を見て、あれこれ迷うのは楽しい。
気に入ったものが見つかった後も、まだ迷いたくて、他の店をまたのぞいたりするけれど、もう心は決まっている。
電話を切ったときの心境は、それに近いものがあった。
私は、実践コースを受けるのは、「まだ早い」と思っていた。では、いつなら受けられるのか?と自問した時、それはいつでもないような気がした。受けたい気持ちはあるのに、準備不足を口実に先伸ばしにしているに過ぎなかった。

もう私にはわかっていた。それは「いつか」ではなく「今」だということが。
あとは、具体的にもろもろの事をクリアしていくだけだった。

子供との3人暮らしは、それはそれで気楽なものだ。毎日顔を見ればケンカしてるダンナがいるよりは、いない生活の方が明らかに平穏で幸せなのだ。
しかし、毎日の生活は、かなり秒刻みに動かないとこなせないのである。
洗濯、子供を起こし朝ごはんを食べさして、自分の身支度、保育園への送り、仕事、買い物、練習、連絡もろもろ、譜面書き、学校や保育園の用事、保育園お迎え、夕飯の用意、夕飯、食器洗い、遊び、本読み、風呂、寝る前の歌、パソコンで一仕事、ブログ、連絡もろもろ、生協の注文、ちりとてちんの録画を見る、などなど。だいたい毎日が同じように過ぎていく。
経済的に不安はあるものの、子供たちは元気で、私は悩む間もないほど忙しく、夜にはバタンキュー。この春から、PTAのクラス委員を引き受けたこともあって、ますます追われる生活に拍車がかかった。なんとなく、自分のやるべきことをやってないような、いつかは…というモラトリアムな感じを持ったまま、そしてWWBのスクールで話してくれた、パン屋さんの女性の話を、いつも思い出していた。
Oさんから電話があったのは、そんな最中だったのだ。

なんとかしなくちゃ、がんばらなくちゃと思えば思うほど、元ダンナとの温度差が、より大きくなっていたのかもしれない、と今になって思う。実際そのころの事は、あまりにも大変で覚えていない。
起業スクールを受けた翌年、私は離婚して、子供と3人暮らしになった。それからは、あまり迷いがなくなった。人生を前向きにとらえることをどこかで決めていたのだった。


考えているだけではなく、とにかく行動!と思って、親子を対象にしたコンサートを開いたり、地域のお祭りで演奏したり、また一緒に演奏してくれる人を探したり、その当時の私としては精一杯のやれることをやったと思う。
しかし、実際7歳と3歳の子供がいて、できることは限られている。経験と人のつながりは確かに得たが、それで生活できるほどの事業活動とは言えなかった。

そこにはいろいろな職種の人が集まっていて、それぞれの夢を持っていた。
自宅をギャラリーにしたい人、カフェを開きたい人、自分のブランドを立ち上げたい人、などなど。毎回、講師が内容の濃い講義をするのだが、神奈川で天然酵母のパン屋を経営している女性の話がとても刺激になった。
彼女は、13年間家庭の主婦をしていたが、子供を抱えて離婚することになり、実家の洋菓子店を手伝いながら独立開業を決意。実際に開業するまでの、寝る間も惜しんで走りつづけた話に心打たれた。
数日間のクラスを終えて、翌年の頭には起業しようと、とてもやる気になっていた。事業の名前を考えたり、どうやって仕事を作っていくか考えたりと前向きだった。
しかし、現実は厳しいのだった。

その頃、シングルマザーがカフェを開くまでの奮闘記を読んでいた。明日は我が身という思いで、食い入るように読んだ。
その中にWWBが登場していた。著者はWWBの市民事業ビジネスコースを卒業していたのだ。
たまたま、他でもWWBの名前を聞いていたこともあって、俄然興味がわいた。「どんなところなんだろう?」
ネットで調べると、他の起業セミナーとは明らかに違う。
受講生は圧倒的に女性が多い。スクールの卒業生で実際に開業した人に共通しているのは、オーガニックだったり、エコだったり、ロハスだったり、子育て支援だったり、地域密着だったり、介護だったりと、とにかくビジネスで儲けに儲けるための講座ではなさそうだった。
私は、資料を送ってもらい、早速スクールに通うべく、申し込んだ。

意味深なタイトルです。
いや、でもそういうしかない地点に立っております。
もしも人生90年としたら、まさに折り返し地点。

去年離婚して、子どもを二人かかえ、そして長年務めてきたG大も週1勤務という大幅な縮小で、どうするよ私?誰もが思いますよね。
今更どっかに就職は無理。レジ打ちのパートにこれからの人生捧げられない。チンドンの仕事は圧倒的に日曜祝日が多く子持ちには出にくい。
ってのは、口実で、私は結局のところ、クラリネットを吹いて(チンドン以外でも)、稼ぎたいのであった。しかし、なんとかしなければ…と思っていても、日常の雑事に追われて、本当にやるべきことは後回しの日々。おまけにPTAが追い打ちをかけて来る。
そんなある日、一本の電話がかかって来た。

ヒトリシズカ

PTA関係で、今までには知り合わなかった人と多く会うようになった。
少し親しくなると、子どもが生まれるまでの話をするようになったりして、お互いの人生を知るようになる。
外国人のご主人を持ち、仕事のサポートをするためにご主人の国に2人で帰国するが、その間に妊娠して、結局はふたりとも日本に戻って来た人、外国から日本へ来て働き日本人の青年と結婚したが、夫はちっとも働かず、悩みを相談した別の男性に見染められて再婚した人、など人生は十人十色である。
でも、そんな話を聞くたびに、生きてるのは悪くないなあと思う。

080326_0957~01.jpg

3月26日、上野の桜はこんな感じです。

最近、不思議なのである。
なぜか、お菓子がどんどんやって来る。
駄菓子から高級なものまで、種類はさまざま。

ある日、見知らぬ人からお菓子が送られてきて、「誰だろう?」と不審に思っていたら、
以前、知人を通して、クラリネットの先生を紹介した人だった。
また、ある時、職場で違う部署の先生に会ったら、「ちょうどいいところで会った」と、演奏会でたくさんもらった、というお菓子をおすそわけされた。それが又、”エンガーディナー”という、くるみのたっぷり入った素朴なケーキで、私好み。当然、職場の皆さんといただいた。
さらに、ハロウィンで子供たちがもらったお菓子とか、生協の宅配が持ってきた試食のチョコとか、イギリス帰りの知り合いがくれたオーガニック板チョコとか、もうあふれんばかり。
お菓子は好きだが、甘くないおやつも欲しい今日この頃である。


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