東中野に「祝(ほうり)の島」を見に行きました。
山口県の小さな島のすぐ近くに、原発の建設計画が持ち上がっていることは、どこかで聞いて知っていました。
なぜ、このドキュメンタリー映画を見ようと思ったか。
それは、私が祝島のヒジキや割り干し大根のファンだからです。
数年前から、祝島のヒジキを食べていましたが、本当においしいのです。それが、春先になると海水温が高くなるとかで、白っぽくなったりすることがあり、そのうち店頭で見かけなくなりました。
どうしたんだろうと思っているうちに、この映画のことを知ったのです。
ヒジキを採っていたのは、映画にも出てくる、島でたった一人の女漁師さんでした。
一人でヒジキを採って、しかも原発の反対運動もしていて、そしてだんだんと年もとってきているので、それは東京の消費者まで、なかなか届かなくなるわい、と納得しました。
島の人たちは、海で魚を獲って生活しています。この海が原発からでる廃棄物や汚水で汚れたら、生きていけなくなります。主義主張からではなく、生きていくために反対運動をしている島民の声が心に残りました。
祝島のこれからを見守っていきたいと思います。
映画はポレポレ東中野で上映中
http://www.hourinoshima.com/ポスターの素敵な絵は、我が家にもたくさん絵本のある、西村繁男さんです。