今日は、クラリネットとアコーディオンのユニット"Quesse Passa"の練習。
練習のたびに、私はアコーディオンのカメ女史にダメだしをし、そして話は「練習論」のような方向へ向かう。
学生時代と違って、今は仕事やら家事やら子育てやら、とにかく長時間じっくり練習する時間など取れない。音大出身者は、音大時代にそういうぬるい環境にいたので、社会に出てからも何となく、「じっくり練習」のペースが抜けきれなかったりする。
しかし今は、限られた時間で、いかに効率的に練習するかということが重要だ。
時間がない→焦る→あれもこれもやらなくちゃ→一通りざっとやる→譜面を最初から最後まで通す→できないとこはそのまま
という練習は最悪で、ひとつも上手くならない。
では、どうしたら上手くなるか?それは、自分が一番下手なところ、気に入らないところ、できないところを、「なぜだろう?」と思うことである。できないことは情けないが、それを嘆いている時間はもったいない。
できない原因を探り、理想に少しでも近づくにはどうしたら良いかを考え、自分の音を聞き、時には他人の上手な(下手な)演奏も聴き、「これか?これなのか?」と検証する、という作業の繰り返し。それが練習だと思う。そして、漫然とやっている練習とは違って、集中し、次第にできないものができるようになる過程は本当に楽しい。だから、上手くなる練習は楽しいはずなのだ。
ああしかし、練習に関してはいくらでもアイディアがわくが、金儲けに関しては頭が回転しない私でありました。きっと、儲かる経営者は、いつでも「どうしたら短時間で稼げるか?」ということを真剣に考えているのだろうな〜。