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昨日は久しぶりのチンドン仕事。今日は、同じ現場でお父ちゃんが出るので、
プー、おとうと君を連れて見に行った。
あと10分で終了という頃、目の前の横断歩道を渡ってこちらの方へやってきた集団は、何と大阪のチンドン屋、東西屋の面々。何かパーティでこちらに来ているということだったが、明らかにシロウトじゃない感じのおじさま方が大勢ギャラリーとなっていて、不思議な空気が漂っていた。

zenpukuji

杉並の善福寺川沿いにある公園は、都内とは思えないほど広い自然公園だ。
プーのリクエストで、そこにある交通公園で自転車やゴーカートで遊んだ後、川沿いを歩いた。まだ林の木はほとんど冬のままに見えるが、エンジュや柳などが芽吹きを始めていて、ぼんやりと緑に見える。これから桜が咲くまで、かなり幸せな季節。

最近ではちんどん屋の楽士も音大卒が増えてきて、何をかくそう私もその一人である。しかし、絶対音感は持っていない。つまり、ピアノで「ド」の音を弾かれても、それがドかレかわからないのだ。
音大時代はそれで特に困ったことはなかった。むしろ、クラリネットのようにB♭管やA管をとっかえひっかえ吹く楽器は、ない方が便利とすら思っていた。
ところが、ここへ来て、絶対音感がないのは、不便だなあと思い始めている。
ラジオやCDで耳にした曲を、すぐに楽器で再現できたり、楽譜に起こしたりできれば、だいぶ楽だろうな。
絶対音感は、生まれつき持っている人もいるが、そうでない場合は幼少期に訓練しないと身につかないと言われている。それはそうなんだろうが、今からでも繰り返し聞けば、ドぐらいかすかに覚えられるんじゃないか、そうやっているうちに子供たちが勝手に覚えてくれるんじゃないか、なんて思いから、今さらながら音当てなどをやっている今日この頃である。

kerorin

ちんどん日報社から、昨年の仕事に対しての賞をいただいた。(上の写真がそれ)「クラクラしたら飲みましょう」というコメントがつけられていた。
私は頭痛持ちで、時々頭痛の発作で起きあがれなくなる。このつらさはなった人じゃないとわからないだろう。母もよく頭痛で寝込んでいた。いやなものを受け継いでしまった。
母は私が生まれてからかなり長い間育児日記をつけていて、十数年前にその日記をまとめて読んだことがある。
<ある時、父が仕事が休みでこども(=私)をみててあげるから映画でも行ってきたら、というので行ったものの、すごく混んでいて座れず、その上頭痛がしてきてつらかったが、ケロリンを飲んだら、「ケロリーン」と治ってしまいました。>というようなことが書いてあった。
これをもらって、ふとその話を思い出したが、ケロリーンと治ってしまう薬はちょっと怖いので、飾っておくことにしよう。

gorenja

もともと、ウルトラマンのシリーズや戦隊ものは好きだが、こどもがいるとテレビやビデオで見る機会がとても多い。
プーが「久しぶりにゴレンジャーが見たい」というので、ビデオを借りて一緒に見ていると、年末大売り出しの場面でチンドン屋が登場(第34話)。股旅スタイルの男性がチンドンを叩き、ピエロがトンボを切ったりしている。三味線の女性も見える。クラリネットが「深川」を吹いている。こういう場面では、「たけす」をチョットだけというのが多いが、珍しく長く流れている。
70年代の番組には、よくチンドン屋が出てくる。
「怪獣ブースカ」の第2話や第6話(第6話ではすごい軍艦マーチが聴ける)、帰ってきたウルトラマンの第23話などにも登場していた。このほかにもきっとたくさんあるだろう。
当時はウルトラマンのシリーズもどこかのんびりした、抜けているところがあって、戦闘場面の緊張感をかえって活かしていたように思う。

iyokan

「知恵熱」と昔からいうけれど、こどもが病気になったり、熱を出したりした後は、確かに急に成長する。おとうと君はプーに比べると言葉が遅い方だが(男の子はそういう傾向があるらしい)、突然言葉への関心が出てきたみたいで、「ワンワン」「ブーブー」などさかんに言い始めた。しかし、犬も猫も兎も象もキリンもキティちゃんも皆ワンワンで、車も汽車も電車も新幹線もみなブーブー。
少ない語彙ながら、それで人に伝えられるのが嬉しいみたいで、駐車場などでは果てしなく「ブーブー」と言っている。

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毎年恒例の新井薬師主催の節分に、岩手県東和町の鹿踊り(ししおどり)が呼ばれ、中野サンプラザ前で踊る。黒い装束、腰には太鼓をつけ、二本のバチで叩きながら踊る。時間は10分ほどで短いが、結構激しい踊りなので、踊り手は汗だくになる。
初めて見たのは、プーがまだお腹にいるときで、つわりの気を紛らすためにぶらぶら歩いていたら、突然出会ったのだった。ナンジャコリャーとかなりの衝撃で、つわりも吹っ飛び、興奮して家に帰った記憶がある。今はもう見慣れて、当初の興奮はないが、この冬と春の分かれ目の日に鹿踊りを見ると、空気は冷たくても春なんだなあと思う。

shishiodori2

何しろ、日常生活ではありえないこのナンジャコリャの人たちが、太鼓を叩きながら、練り歩くのである。それもサンモールの商店街なんかを。そのワクワク感ったらなかった。どこまでも着いていってしまいたい、と思った。
この感触って、チンドン屋に出会ったときに似ている。グアテマラを旅行中に遭遇したセマナ・サンタ(復活祭)の練り歩きバンドもそうだった。
自分の中ではこのワクワク感がチンドン屋や他の音楽をやる原点なのだと思う。


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