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 珍しく寝つけない夜でした。
何度も寝返りを打ち、さっきまでの眠気がどこへ消えたかと探しているうちに、ふと、脳の奥の方で、思い出される曲の断片がありました。

追いかけようとすると断片は遠ざかり、自分が眠ろうと無になると、またかすかな音の集まりとしてやって来るのです。そのうち、いくつかの記憶のかけらが結集し初めて、焦点を合わせようともがき始めました。
それは、昔聞いていたテレビドラマの音楽だったような、CMの曲だったような…。少なくともクラシックや歌謡曲ではないようです。
ある有力な候補が現れましたが、脳の一方では「違う」と言っています。そのような脳内対話を何度も繰り返した後、一眼レフのカメラがピントを合わせるように、急にはっきりとメロディーが思い出されました。
しかもかなり細部まで。

その曲は70年代のNHKの金曜時代劇「ふりむくな鶴吉」のテーマ曲だったのです。
当時の私は、テレビのテーマ音楽が好きで、カセットに空中録音するのが趣味でした。アニメや時代劇、少年ドラマシリーズなどが雑多に入ったカセットテープは長い間宝物でしたが、テープの聞けない環境になってしまった今、カセットの存在そのものを忘れていました。

「ふりむくな鶴吉」は沖雅也主演の時代劇でしたが、内容はほとんど覚えていません。それどころか見ていたかさえ定かではありません。でも、そのテーマ音楽の斬新さ、カッコよさは今思い出すだけで身震いするくらいなのです。

気がかりがすっかり解決して無事眠りに落ち、翌日you tubeで探してみることにしました。昭和の、しかもマイナーなドラマなので見つからないだろうと思っていましたが、まさかの再会でした。
空中録音が精一杯の時代に、貴重なビデオテープに録画していた人がいたのですね。感謝です。
曲の素晴らしさは色褪せていないばかりか、今聞いても尚、新しい曲です。
作曲は樋口康雄氏で、他にもさまざまなドラマやCMの音楽を手掛けて来た人です。そして驚いたことに、やはり昔大好きだった「涙をこえて」を歌っていたメンバーの一人「ピコ」でもありました。

気になる方は、こちらを聞いてみて下さいね。↓
http://www.youtube.com/watch?v=i2n9BS7u14w


少年ドラマシリーズ「つぶやき岩の秘密」の主題歌、石川セリが歌う「遠い海の記憶」の作曲もこの人でした。こちらもとても好きな歌です。

阿波踊り

プーが阿波おどりを始めたので、この夏は都立家政を皮切りに、高円寺、中村橋とあちこちの阿波おどりを見ました。
東京にもずいぶんたくさんの連があるものです。

最初は皆同じに見えましたが、何回も見ていると少しずつ違いが見えてくるものですね。
そして、この踊りは右手と右足が同時に出る「なんば」だということもわかりました。そういえば子供の頃に踊った「大漁節」もそうでした。
日本に古くから伝わる踊りの動きは、日本人古来の体の使い方なのでしょう。それがいまだに受け継がれていると思うと、嬉しくもあり、驚きでもあります。

さてさて、本場徳島の阿波おどりはどんなかいな?とyou tubeで見てみました。
手の動きも、足のステップも、連の全員の息がピタッと揃っていて、全員でひとつの生き物のような、波のうねりのような、すばらしい動きでした。
みな子供の頃から踊っているのでしょうか。一見単純な動きに見えますが、なかなかどうして奥が深そうです。(チンドンも一緒です。)

東京の連は、当たり前と言えばそうですが、まだまだ個人個人の集まりに見えます。
個人の技術はできて当たり前。その上で全体を見渡せる事が大事なようです。
他のことにも共通する話でありますね。

祝島

東中野に「祝(ほうり)の島」を見に行きました。
山口県の小さな島のすぐ近くに、原発の建設計画が持ち上がっていることは、どこかで聞いて知っていました。
なぜ、このドキュメンタリー映画を見ようと思ったか。
それは、私が祝島のヒジキや割り干し大根のファンだからです。

数年前から、祝島のヒジキを食べていましたが、本当においしいのです。それが、春先になると海水温が高くなるとかで、白っぽくなったりすることがあり、そのうち店頭で見かけなくなりました。
どうしたんだろうと思っているうちに、この映画のことを知ったのです。
ヒジキを採っていたのは、映画にも出てくる、島でたった一人の女漁師さんでした。
一人でヒジキを採って、しかも原発の反対運動もしていて、そしてだんだんと年もとってきているので、それは東京の消費者まで、なかなか届かなくなるわい、と納得しました。

島の人たちは、海で魚を獲って生活しています。この海が原発からでる廃棄物や汚水で汚れたら、生きていけなくなります。主義主張からではなく、生きていくために反対運動をしている島民の声が心に残りました。
祝島のこれからを見守っていきたいと思います。

映画はポレポレ東中野で上映中
http://www.hourinoshima.com/

ポスターの素敵な絵は、我が家にもたくさん絵本のある、西村繁男さんです。

 子供が生まれてからというもの、「ライブ」には時々行ったけど、「コンサート」なるものには果たしていついったか思い出せません。そのくらい久しぶりに、あるコンサートを聴きに行きました。
演奏するのは日本人3人の、タンゴのバンドです。2百数名入るホールは超満員で、お客さんのほとんどは、子育てが終わり、仕事や介護からも解放されたと思しき女性で、この人たちが日本の文化を支えているのだと思いました。

2時間ほどのコンサートは、大いに盛り上がり、マダム達の拍手喝さいを受けていましたが、私には今ひとつ楽しめず、残念でした。その理由はいろいろとあるのですが、ここには書かないことにします。
いい気分で帰りたかったのですが、何となく消化不良で、近くに「ワイン」の提灯が下がっているお店に入りました。イタリアンと思いきや、新しくできたばかりのスペイン風居酒屋で、「カージョス」や「アルボンディガス」など、懐かしいスペイン料理の名前が飛び込んできました。
お値段も手ごろでおいしく、赤ワインとおつまみで、とてもいい気分になりました。
そして久しぶりにシェリーも飲みました。「マンサニージャ・ヒターナ」という名前に魅かれて(ヒターナはジブシーのこと)。

シェリー

お店の名前は「ノガタパス」です。
西武新宿線 野方のバスロータリーの近くです。

てのひら

めずらしく映画を見に行きました。
「掌の小説」という、川端康成の小説が原作の、4人の監督が作ったオムニバス映画です。
3番目の「日本人アンナ」の監督、坪川氏はどういうわけか知り合いですが、この映画には、なんと私も出演しているのです!まあ本人じゃないとわからないくらいの役ですが。

主人公がアンナを追って行くと、人だかりができています。そこでは何かのお店の宣伝で、チンドン屋が演奏しているのです。このチンドン屋の中に私もいるのですが、何より、まん中でチンドン太鼓を叩いているのは喜楽家の親方、ゴロスを叩いているのがおかみさんです。このシーンは思ったよりも長く使われていました。
自分が関わったとか、監督と知り合いとか、ひいき目部分をさっぴいて見ても、とても面白い映画でした。
一つ一つの映像が丁寧に作られていて、心に迫ってくるような、それでいて不思議な清涼感の残る映画です。日本的でいて、どこかガルシア・マルケスの小説を読んだ時のような、夢とも現実ともつかない、キツネにつままれたような感じもあります。
個人的には、4作品の中で、「日本人アンナ」が一番面白かったです。

23日まで、渋谷ユーロスぺースでやっています。(モーニング&レイト)
映画の中のチンドン屋を見たい人も是非。

西武ドームに、楽天イーグルスと西武ライオンズの試合を見に行きました。
野球ファンとして新参者の私は、西武ドームも初めてです。
ドームなのに、横から空が見え、風も通る、自然を生かした球場です。
今回は、外野自由席で、お弁当を食べながらのんびりと観戦です。
早めに行くと、ブルペンでは、なんと田中投手が投球練習をしているではありませんか!!

ドーム4
金網越しに望遠で撮ったので、写真ボヤボヤですが…。

ドーム2

楽天は3位キープなるか?
私も応援団の横で応援です。
試合は、2対2のまま延長戦にもつれ込み、岩隈投手はピンチを招きながらも粘りの投球で10回まで投げました。
でも、打撃陣は、ノーアウト満塁のチャンスを生かすことができない、野村監督いうところの「チョンボ野球」を露呈していました。
前回もそうでしたが、なぜか私たちが見に行く日は、鉄平のヒットも出ず…。

ドーム3

応援団の熱い応援もむなしく、サヨナラホームランであっさり負けちゃいました〜
イーグルス、いいとこ見せてくれ〜

<おまけ>
Kスタ宮城と西武ドームの違いを比べてみました。
●地方度          Kスタ★★  西武★★  (なぜが西武の方がローカルな感じ) 
●ゆる度           Kスタ☆☆  西武★★  (Kスタは持ち込み可にして〜)
●盛り上がり度       Kスタ★★  西武★★☆  (Kスタ狭い分盛り上がる)
●エンターテイメント度  Kスタ★★  西武★★☆  (Kスタは待ち時間も楽しめる)
●ガッチリ度         Kスタ★★  西武★★  (西武、ビール700円は高いよ)
●解放感          Kスタ★★  西武★★☆   (なんといっても屋根の有無は大きい)



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たいこ1

「ドラムストラック」という、参加型のコンサートに行きました。
場所は、天王洲アイルの銀河劇場です。
演奏するのは、アフリカ人とアメリカ人と思われる、10人ほどのグループですが、このコンサートの特徴は、すべての客席にドラム(小型のジャンベ)が置かれていて、観客も一緒に叩けるということなのです。

開演前から子供たちは早速、ボンガボンガ叩いています。

たいこ2

公演は、歌あり踊りありのバラエティに富んだものですが、私が感心したのは、演奏者が観客に指示を出す時のわかりやすさです。
まったく言葉の説明なしに、叩き方を真似させるのですが、身振り手振り表情を駆使して、いとも簡単に客に太鼓を叩かせるのです。まさに太鼓が言葉と言う感じでした。

小学生のプーはとても楽しんでいましたが、最初ノリノリだった5歳児のアケはなぜか途中から、大音響の中爆睡していました。

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hati

日曜日の午後、高円寺の「ハティフナット」というカフェに行った。
絵のグループ展をやっていて、子供たちの叔母であるKちゃんも作品を出しているのだ。
Kちゃんと待ち合わせをして、子供たちは大きなケーキを食べ、大人はお茶を頼んだ。

このお店には何回か来ているが、とにかく建物と内装が面白い。
1階は厨房とレジになっていて、とても狭い。小人の国に来たようだ。
奥のこれまた狭くて、とても急な階段をのぼると、意外に広い2階に出る。山小屋のようだ。
この2階には、さらにはしごで昇るロフトがついていて、まるで屋根裏部屋のよう。客はいいけど、食べ物を運ぶ店員さんは大変だろうな。

店主のお父さんが大工さんで、全部手作りだそうだ。床も、木のテーブルもきっとそうなのだろう。
思わず、こんな家に住んでみたい!と思うような楽しいお店だ。もし実際に住んだら、冬は暖房費がかかりそうだけど。
建物を見るだけでも、一見の価値はある。そう思う人が多いのか、土日はとても混んでいて、入るまでに少し待った。

作品を出しているのは、皆会社の友達だそうで、絵は趣味で描いている人がほとんどということだったけれど、こうやって時々、人目にさらす機会を持つことは、大事だなと思った。

クローディア

カニグズバーグという、アメリカの女性作家が書いた「クローディアの秘密」を読んだ。
10年以上も前に一度読んだことがあって、面白かったのだ。
ジュニア向けの本だが、大人が読んでも楽しめる。
あらすじはこうだ。
クローディアは家出を計画する。お金にしっかりしている弟のジェイミーも誘って家出する先は、ニューヨークのメトロポリタン美術館。ふたりは習い事に行くふりをして、それぞれヴァイオリンとトランペットのケースに着替えなどをぎっしり詰めて出かけた。
美術館では、警備の目を盗んで、展示品のベッドで眠り、庭の噴水で水浴びをする。毎日、美術品の中で暮らしているうちに、クローディアはある天使の像と出会う。その像のことが知りたくてたまらない。それは、もしかしたらミケランジェロの知られざる作品なのかもしれない。クローディアは、天使のことがわかるまでは、家に帰らないと決心する。
そして…。あとは読んでのお楽しみ。

この、「クローディアの秘密」始め、「魔女ジェニファと私」「ベーグルチームの作戦」など、どれも10代の少女や少年の心の成長がテーマのように見える。しかし、その成長に「ファンタジー」がある。「ファンタジー」は、自分の外の特別な世界ではなく、自分と陸続きのところにあるのだと、気づき始める子供たち。その姿に心打たれる。
私が、今この本を読むのは、私もまた、彼らと地続きであることを確認したいからかもしれない。

台風13号が東京に近づいている頃、私と子供たちは代官山へと向かっていた。
「晴れたら空に豆まいて」というライブハウスでイベントがあり、知人の誘いで聞きに行ったのだ。
この日は、指揮者の形態模写の好田タクト、kING、くものすカルテットの3組が出演。それぞれ個性の違う人たちで、一時間ずつ演じたのだけれど、面白かったなあ。
子供たちも、桟敷席に陣取ったおかげで、好きなように踊ったり手を叩いたり。
台風のせいか空席も目立ったが、かえって暖かい一体感ができて「参加してる感じ」が味わえた。
最近思うのは、人は(もちろん自分も)ドラマを見れば「泣かせてほしい」し、音楽を聴けば「ノセてほしい」みたい。それがうまくハマると満足できるんだね。
場内は大いに盛り上がり、昔ロシアに行ったことがあると思われる年配の夫婦が踊りだしたり、異国のバーに紛れ込んだみたい。
初めて聞くKINGもとても良かった。曲はみんなで集まって、その場で考えるそうだ。私はそんなことしたことないので、びっくり。

名残を惜しんで帰路に着くと、心配していた雨風もそれほどではなく、ホッと一安心。
私が顔洗ってる間に、子供たちはもうグースカと夢の中だった。

タクト氏
小澤征爾を熱演する好田タクト氏。今度はヤマカズさんもやってね。


キング
クールだけどアツいぜ!キングの選抜(?)メンバー。是非フル編成で聞きたいね〜。


くもかる
おなじみ「猫の楽団」。会場をロシアのダンスホールにしてた。


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